【怖い話・恐怖】キャンプ場で体験したとても奇妙で怖い話 恐怖・怖い話

【怖い話・恐怖】キャンプ場で体験したとても奇妙で怖い話

ずいぶん前のことだが、中学の夏の合宿で「氷川キャンプ場」に行った。

キャンプ 怖い

197:09/25(木)10:27:39.29

ずいぶん前のことだが、中学の夏の合宿で「氷川キャンプ場」に行った。
当時は今ほどアウトドアの安全管理概念が発達してなくて、むきだしの川原にテントを張った。
引率教師が、一応、管理人に相談したみたいだが、数日間、雨らしい雨が降ってないみたいな
ことで、川原に張ることがOKされたんだ。

川原は楽に張れるんでおれたちは大喜び、すぐに張り終えてしまった。
そのため時間が余ってしまい、夕飯の仕度まで自由時間がもらえた。
おれは先生に釣道具を借り、みんなから離れて川の淵のところまで行ってのんびり釣を始めた。
心が開放されてからっぽになり、心地よい眠気のようなものが忍び寄ってくる。
そのとき、おれは奇妙な声を聞いていた。
「きゃはは、タカちゃん、あはははは、…ちゃん、タカちゃん、クスクス」
「タカ…ちゃん、はははは、タカ、きゃははは…ん、タカちゃん!」
おれは隆○っていうんで、子供のときはタカちゃんって呼ばれてたんだが、そのころの懐かしい
呼び方で、誰かがおれを呼んでる。
不思議なことに、地から湧くか天から降るか、という感じで上とも下とも前とも後ろともつかない。
川音にまぎれる甲高い声で、子供か女性の声に近い。

198:09/25(木)10:28:53.07

楽しげにきゃっきゃと笑いさざめきながら呼ぶのだが、人間の声ではない気がする。
「なんだろう?変だな」と、頭のすみのほうで本能が警戒してるんだが、すっと気の遠くなるような
快感があって、意識がしっかりしない。
あんまり回りじゅうから呼ぶんで、方向感覚がマヒして、自分が立ってるんだかどうしてるんだかも
意識できなくなってくる。
いきなり、
「○○っ!」
と、野太い男の声で呼ばれて、おれは右に拠れた。
淵の水面が目の前にあったからだ。
呼んだのは探しにきた先生で、
「ばかっ、散々、呼んだんだぞ。さっさと飯食え!いつまで釣してんだ。おれだって釣りたかったのに」
ってな感じでプリプリしていた。
わずかな時間のつもりだったが、みんなは夕飯を食い終えていたほどの時間がたっていた。
あの声は妖精ではないかと思っている。
「サイレーン=ライン川でしばしば船乗りをまどわし、水に引き込んだといわれる魔物」系のモノ
かもしれない。