【怖い話】トンネルで体験した恐怖体験 恐怖・怖い話

【怖い話】トンネルで体験した恐怖体験

トンネル 恐怖

嫁を連れて、けっこう頻繁に奥多摩湖に行く。
途中にはたくさんのトンネルがあるのでどのトンネル化は忘れたが、とにかく1つのトンネルに
入ったとき、1台の車が「ひよん」っという感じでうしろに付いた。
「あれっ?わき道あったっけ?」

ちょっと疑問に思ったのだが、それよりも、黒っぽいセダンだったので、そいつが「覆面」じゃないか
のほうが気になった。
おれは山道のカーブが好きでけっこう飛ばすんで、一応、スピードを緩めて後ろのようすをうかがった。
助手席に同乗者がいれば覆面の可能性が高い。
トンネルの入り口から明るい光が入っているので、車の人影が透けて見えるはずだ。
だが、見えない。
フロント、真っ暗!
「え?そんなに濃いスモークなんか許可されてないだろ?」
おれは嫁に、
「後ろの車見て。変なんだ。人が見える?」
「えっ?ふつーだよぉ」
嫁は振り向いたが、まったく関心がない感じだった。
そしてそのままトンネルを抜けた。

おれは前方に目を配りながらも、ミラーでどんな車が出てくるか注目した。
出てこない!
出てきたのはトンネルに入る前から後ろにいた白のバンだった。
トンネル内だけ、おれの後ろに付いた黒っぽいセダンはなんなのだ?
おれはちょっとパニクって、嫁に
「車が来ない。黒いセダン、後ろ、いないんだぜ。さっき見たろ?」
嫁は振り返ったが、
「う~ん?セダンだっけ?覚えてない。ちょっと見ただけだから。錯覚じゃない?」
「えっ、うしろにひよんって感じで付いてきたろ?」
「も~、どうでもいいじゃん」
嫁では話にならなかった。
それ以来、なんどもトンネルに「ひよん」って感じで入ってこられるようなわき道を
探したが、未だに見つからない。
あの消えてしまったセダンはなんだったのか?
車の霊なんか存在するのだろうか?